耳鼻咽喉科ほりクリニック

耳鳴り

【受診をご希望の方へのお願い】

耳鳴りの診断と治療は、検査が必要不可欠です。
予約せずに来院された場合、1回の受診で必要な検査が終わらないなどの場合があります。
患者さんひとりひとりに十分な診察のお時間を確保するため、必ず予約をお願いします。

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飾り

<耳鳴の聴覚スクリーン障害仮説と生理的感覚としての耳鳴>

耳鳴りがある=病気ではなく、耳鳴=生理的身体感覚のひとつ

耳鳴り

耳鳴りがあることは病気。
まず、この大きな誤解を解かねばなりません。
私自身は、これまで多くの耳鳴を経験してきましたし、現在も経験しています。
しかし、それを病気だとは考えていません。
ちょうど皆さんが、今日は肩が凝っているとか、食欲がないといった、様々な生理的なからだの感覚を感じているように、耳鳴は、単なるからだの現状を示す生理的感覚の一つなのです。
もちろん、肩こりや食欲低下も、時には何らかの病気の初期症状であったりするように、耳鳴もそうした場合もあるのは事実です。
でも、ほとんどの耳鳴りは病気ではないのです。

耳鳴り説明

◆身体(からだ)の感覚と精神(こころ)の感覚

身体の感覚は、とても理解しやすい感覚ですね。その中には、多様な感覚があります。
図1に示すように、黒字に示した身体の感覚と、赤字に示した感覚とがあります。

説明図

図1 こころ(味覚、嗅覚、視覚、聴覚)
からだ(皮膚の感覚、平衡感覚、運動の感覚、生きているというからだの感覚)

精神と知覚(広い意味でのこころ、思考活動と感覚器による知覚活動)身体の存在感に実感があるように、
私たちの精神(思考)活動や、知覚活動にもはっきりとした存在感があります。
ここでは、思考活動も知覚活動も脳神経系によって機能しているとします。

図2 をご覧ください。
この脳の活動を、私たちはいわば自身のこころの領域として自覚しています。
その中に、重なり込むようにして知覚の領域が存在します。
さらに知覚領域の中で聴覚の領域が存在し、”聞いている”という実感が体験されます。 
ただし、実際には、すべての領域が一体となっているのが、日常の人間の実感です。

説明図

図2 心における思考(考え)の領域と知覚の領域)

説明図

図3 をご見てみましょう。
聴覚を映像とスクリーンの例えで理解してみます。
すると、音の知覚でも映像で言うスクリーンがあります。
いわば音のスクリーンです。
いわゆるスクリーンは、白く、像を際立たせるように造られています。
同じように、本来は、音のスクリーンも、余計な音の鳴っていない、無音のスクリーンである必要があります。
例えば、友人の声を聴いている時。
友人の声は、図3の音の実像にあたります。
そして、耳鳴りとして自覚されるのは、音のスクリーンの方ですね。

音のスクリーン説明図

図3 音の実像とスクリーン

◆耳鳴の悪化と改善

さて、耳鳴りが気になる状態と気にならない状態は、どんな違いがあるのでしょうか?
図4 に示すように、きれいなスクリーン、すなわち、余計な音(耳鳴)のない・あるいは、 強くない状態が、本来の健全な状態です。

耳鳴り悪化の説明図

図4 耳鳴の悪化と改善

説明図

◆新陳代謝の充実

充実した音のスクリーンは、心身の充実によって可能となります。

1. 現状のライフスタイル全般の改善と充実

運動

日中の運動習慣は、新陳代謝を改善し、深い睡眠に必要な筋肉から分泌される多くの神経伝物質を準備することにもなります。

     運動イメージ      

食事

消化機能の充実
内容の改善
良質の脂質(オメガスリーの多い、アマニオイルなど)
十分な植物性たんぱく質

食事

消化機能の充実
内容の改善
良質の脂質(オメガスリーの多い、アマニオイルなど)
十分な植物性たんぱく質

食事の質の改善

食品添加物を減らす
精製食品(白砂糖、精製塩)を減らし、黒砂糖や天然塩にかえる。
調理法の改善 特に揚げる、炒めるといった調理法を減らす。
糖化させない調理法を増やす。

その他の栄養補助

潜在的貧血、潜在的ビタミン欠乏など個別化した補完。

健康的な食事イメージ  

嗜好品の卒業

飲酒や喫煙は動脈硬化促進し、細胞を窒息させます。

入浴

睡眠前の2時間以前に上がるか、朝入浴にする。

睡眠

睡眠12か条

睡眠イメージ     

テレビ・携帯・パソコン

視聴時間を制限し、脳神経活動の過剰な興奮、刺激過剰を卒業する。
特に、寝る前の1~2時間が重要です。

2.心身改善・充実

自己学習

リラクセーション訓練(緊張体質から脱却し、効率よい心身へと進化する)
マインドフルネス瞑想
自律訓練法
漸進的弛緩法

     

個人指導(自費)

経験の深いカウンセラーの指導下で個別化した指導の下で効率よく学習を進めること。

個別療法(自費)

鍼灸治療
アロマセラピー
音楽療法
アートセラピー
操体

診療のご注意と配慮

ご注意と配慮

特に初診時は、病気に関連して様々なお話をお伺い致します。
発熱や、体調の悪い方などは、受付でお申し出ください。
当院では、こうした方は、順番を調整させていただきます。
他の患者様は、当院の方針にご理解いただけますようお願い申し上げます。

また、感染性の疾患の疑いのある方も、受付でお申し出ください。
(他の患者さんのためにも、別室でお待ちいただきます。)
時には、他人に聞かれたくない場合もあることと思います。
こうした配慮から、当院では、ご希望があればプライバシーを守れる別室での問診もいたします。
ご希望の方は、受付でお申し出ください。
診察室に入られてからでもかまいません。