耳鼻咽喉科ほりクリニック

アレルギー性鼻炎(花粉症・通年性アレルギー性鼻炎)

花粉症イメージ

アレルギー性鼻炎は2種類あります

<花粉症>

花粉症イメージ

花粉症は、春のスギ花粉や秋のブタクサが代表的です。
単独の花粉にだけ反応される方もいますが、複数の花粉に反応する方の方が多いです。

スギ花粉の方の多くは、ヒノキにも反応し5月初旬まで症状が継続することが多いです。
その後、夏になるとカモガヤの飛散が始まります。
さらに、秋になると、ブタクサやヨモギの飛散が始まります。

<通年性アレルギー性鼻炎>

花粉症イメージ

くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状が、季節を問わずあらわれる疾患です。
主な原因(アレルギン)は、ダニ、真菌(カビ)、昆虫、ペットの毛などが知られています。
特に、ダニは夏に盛んに繁殖し、秋にはその死骸やフンがアレルゲンとなります。ダニ対策や鼻うがいが勧められます。
鼻の症状だけでなく、目のかゆみや涙目を伴うこともあります。
花粉症と通年生アレルギー性鼻炎を併発している方も多いです。

◆鼻うがいをやってみよう◆

花粉症イメージ

鼻うがいは、生理食塩水を使って行うもので鼻に入った花粉を洗い流すのに効果的です。
重曹を加えると刺激を和らげる作用も。
2週間続けたら、70%の人が鼻水や鼻づまりが改善したというデータがあります。

《診断》

問診とアレルギー検査などの結果から総合的に診断します。
検査では、鼻炎の原因(アレルゲン)が特定するため、当院では2種類の検査を行っています。

①20分で結果がわかるアレルギーの検査  約4,000円

アレルギー検査器

指先から血液を少量採ってから、約20分で結果がわかります。
*痛みが少ない為、注射が苦手な方でも気軽に検査できます。
小さなお子様からお年寄りまで実施可能です。

【 測定項目(8項目)】

ヤケヒョウヒダニ、ゴキブリ、ネコ皮屑、イヌ皮屑、スギ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ

②採血による詳しい検査   約5,000円

採血による詳しい検査では、結果が出るまで5日から1週間かかります。

【 測定項目 】

■一般血液検査…白血球数からアレルギーに対する強さ、赤血球数からは貧血の程度がわかります。
■RIST非特異的IgE…アレルギー体質の程度がわかります。
■RATS特異的IgE検査…具体的な原因がわかります。
スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、ハウスダスト、ダニ、カビなど13項目

~花粉症の治療の二本の柱~

1.抗アレルギー治療

  • 抗アレルギー剤の服用・・・現在、眠気などの副作用はかなり少なくなっています。
  • 漢方薬・・・小青竜湯が代表的です。
    *妊娠中や授乳中は、苓甘姜味辛夏仁湯(リョウカンキョウミシンゲニントウ)がおすすめです。
  • 点鼻液(スプレー)・・・ステロイド点鼻スプレー/血管収縮剤の点鼻液
    *連用するとかえって鼻閉が強くなるので注意が必要です!! 
  • 点眼液・・・抗アレルギー点眼液
    ステロイド点眼液(重症時に使用。眼科受診をお勧めします)


アレルギー舌下免疫療法

2.アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)

アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から投与することで、体のアレルゲンに慣らし、症状を和らげる治療法です。
原因となるアレルゲンを用いて行う治療法のため、まず原因となるアレルゲンを確定する確定診断が重要です。
当院では、ダニアレルギー・スギ花粉症の舌下治療を行っております。

□アレルギー症状を根本的に軽減させ、長期にわたり症状を抑える可能性のある治療法です。
□治療は長期間(3~5年)かかります。
□アレルゲンを投与することから、局所的なアレルギー反応がおこるおそれがあり、ごくまれに全身的・重篤な症状が発現するおそれがあります。
□すべての患者さんに効果が保証されるものではありません。
□毎月、通院必費用と、薬局の負担含め約3,000円程度の負担です。

<舌下免疫治療をご希望の方へ>

*当日治療を開始したい方は、予約をお願い致します。
花粉症は2回目の再診から、舌下免疫療法は、3回目~遠隔診療がご利用できます 。

統合医学から見た花粉症

病気を全身的なバランスの乱れから来るものだととらえ、単なるアレルギー反応による炎症の抑制ではなく、その炎症を引きおこしている全身のアンバランスに目を向けながら治療を行います。

  • 食生活
    最新の研究により腸内細菌の内容がアレルギー反応に関与していることが判明しています。
    食物繊維や発酵食品を多くとること。良質の脂質(オメガスリーを多く含むアマニオイル、エゴマオイル)。過剰な糖質(ごはん、パン、麺)を制限すること。
    精製食品(白砂糖、食塩)より未精白(黒砂糖、天然塩)。
    牛乳(人により、制限で軽くなる)。
    小麦食品(パン、麺など)のグルテンのとりすぎは、様々な悪影響が知られています。食品添加物などの少ない食品の選択を心がけましょう
  • 運動
    鼻閉が強い時でも、10mでも疾走すれば、鼻がすっきり通ります。
    交感神経(興奮と目覚めの自律神経)が働くと、アドレナリンというホルモンが分泌されます。
    その効果で、血管が収縮し鼻の粘膜の充血が取れ、鼻閉が一時的に消失します。
    アレルギー性鼻炎の患者さんでは副交感神経(やすらぎと分泌の神経)の働きが過剰になって鼻汁が止まらなくなります。規則的な運動習慣は自律神経のバランスを整えてくれます。
  • 睡眠
    特に通年性アレルギー性鼻炎では、夜間の鼻閉により慢性的に睡眠不足になることもあります。
    また、鼻中隔弯曲症 という病気がある方では、手術により劇的に鼻閉が改善します。

心療内科的アプローチ

緊張する時や、感動した時には呼吸がさまざまに変化します。
呼吸器の障害としての花粉症にも、感情面の配慮が必要となります。花粉症や喘息の患者さんを診ると、呼吸が吸気に偏りすぎていることが多いのです。ですので、ゆったりとした呼吸を心がけ、息を吐くことが重要です。
花粉症の方は、感情面でもストレスに抑圧された傾向であることが多いので、まず自分の感情をしっかり自覚することが必要です。
そして、時には、ちゃんと、自分の感情をはっきりと吐き出して表現しましょう。 ため込んだ感情は、花粉症の悪化要因になります。ストレスマネージは、花粉症で最も重要です。ほりクリニックでは、保険診療の一環として心療内科的アプローチも行っております。具体的には、マインドフルネス瞑想 など、心身のリラクセーションは助けになります。